第2、3回 社内カイゼンジャーニー読書会
はじめに
8/3、8/10に、社内でカイゼン・ジャーニーの読書会を行いました。
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 作者: 市谷聡啓,新井剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
#kaizenJ 社内カイゼンジャーニー読書会 2回目開催
— K SHODA (@KO_SHO14) 2018年8月3日
今日は第5話から第8話
#kaizenJ 社内カイゼンジャーニー読書会 3回目開催
— K SHODA (@KO_SHO14) 2018年8月10日
今日は第9話から第11話
今まで他の誰かが決めた事をただやる事が多かったがWhyを考える事が大事だと感じてくれた気がする
第1回目を始めてから今のところ予定通り毎週行うことができています。 また、毎週10名強の方々に参加してもらえているので、はじめてよかったなと思います。
それぞれ持ち寄ったキーワード
第2、3回とも1回目と同じくたくさんキーワードを出してもらえました。
第2回
第5話 明日を味方につける
- 句点を一つ増やして申し訳なさを表現
- 1to1
- スプリントゴール
- 朝会がなくなった
- 今日やるべきことが認識できていない
- 1日の最初に1日の計画を立てる
- タスク再計画
- ふりかえりの効果
- 明日を味方に
- 今日のタスクマネジメントは明日のタスクマネジメント
- 何を明日に回しても良いかという判断ができる
第6話 境目を行き来する
- タスクの見える化
- タスクボード
- TODOには一定期間分のタスクのみ
- ParkingLot
- スイッチングコスト
- 複数のタスクは同時にやると作業の切り替えに負荷がかかり効率を落とす
- WIP制限
- 他人に渡したタスクも僕のタスク
第7話 二人ならもっと変えられる
第8話 二人から越境する
- 外にとびだしてみる
- そのまま自分の持ち場に持ち込むのはやめる
- タスクマネジメント
- 新しいことを始めるには小さく試みることからスタートすることが大切
- 小さく試みることからスタート
- リズムを大きく崩さないように仕事を進めていこう
- 今日やることを決めるということは、逆に今日やらないことを決めているんだ
- 一人で始めた見える化が周囲を巻き込む
- 氷山モデル
- 著名な人を呼ぶ
- それぞれの持ち場で
全体での議論を聞きながら個人的にメモした内容
- 本を通じて一人からでも始められることにいろいろ気付けている
- 朝会ではなく帰り際にやるという発想が出て面白い
- ふりかえりのファシリテーションは難しいと感じている人が多そう
- スイッチングコストについてこの本を通じて理解できた人もいてよかった
- タスク管理について若手が意識し始めたことは嬉しい
- カイゼンを一人でもはじめて見るという意識が出てきたかも?
- 新しいことをはじめて見るのにどのくらいの期間試したら良い?という質問 → ベテランから「気がすむまで」という回答。 こういう議論ができるのは良い
- 一人で始めたことに手助けしてくれる仲間ができるのはとても心強い
第3回
第9話
第10話
- つくるモノのイメージがあいまい
- 完成のイメージ
- プロダクトオーナーと会話を通じて理解する
- メンバー全員がプロダクトの完成に対して共通の理解を持つ完成の定義
- チーム全員で共同で思案し、計画策定していく
- 8時間を越えるタスクは粒度が大きすぎる
第11話
第12話
- 成功の循環モデル
- Working Agreement
- ルールは具体的で誰もが同じ見解で判断できるようなもの
- 関係の質から始める
- 結果の質からスタートしない
- ミーティングが長すぎる
全体での議論を聞きながら個人的にメモした内容
- スクラムに興味を持っている人が多数いる気がする
- 今までのやり方(ウォーターフォール)以外の選択肢が増えるのは良い
- カイゼンジャーニーをプロジェクトの必読書にするという意見はいいな
- 事前に決められたことに疑問を持たないで仕事をしている人が多いとみんなが気づくことができている
- Whyからはじめることの重要性
- インセプションデッキに興味を持っている人が多い
感想
2回目、3回目と回を重ねるにつれ、皆が慣れてきた感じで議論もいい雰囲気で行えている気がします。 また、議論の発表時に他のグループからだんだん質問も出るようになり良い読書会になっています。ただ、時間が足りなくなってしまいせっかくの議論を泣く泣く途中で打ち切ることもありこの辺は課題だなぁと。。 しかし、「プラクティスを知る」と「アジャイルに興味を持ってもらう」がそもそもの目標なのであまり多くは望まず、まずは最後まで本を読み切ることができるように進めて行きたいと思います。
第1回 社内カイゼンジャーニー読書会
はじめに
7/27に、社内でカイゼン・ジャーニーの読書会をはじめました。
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 作者: 市谷聡啓,新井剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書会の目的
読書会をはじめるにあたり、みんなに説明した目的は 「この本を通じて世の中で一般的になっているプラクティスを知る」 でしたが、実際は自分の中で
という想いから読書会を開催しました。
参加者の募集の仕方
Fearless Changeを読書中だった為、「ブラウンバッグ・ミーティング」や「個人的な接触」パターンを早速試し、参加者を募りました。
Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン
- 作者: Mary Lynn Manns,Linda Rising,川口恭伸,木村卓央,高江洲睦,高橋一貴,中込大祐,安井力,山口鉄平,角征典
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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具体的には
- 「昼ごはん食べながらなので時短の人や協力会社の方も参加しやすいですよ」
- 「あなたの困っていることの解決のヒントがこの本にはあるはず」
- 「世の中でよく知られているプラクティスを学ぶチャンスだよ」
などといろいろ宣伝をしてみました。
その結果、15名ほどの参加者が集まったので募集の仕方としてはかなり上手く言った気がします。
読書会の進め方
進め方としては
- 週1回 4話ずつ事前に読んで来る
- 気になるキーワードや心に残った言葉を持ち寄る
- 読書会当日は1話毎に3人ずつのグループに分け15分程度議論
- 最後に全体に対して議論した内容を発表してもらう
という形式を取りました。
読書会当日
予想以上にみんな多くのキーワードを出してくれました。
それぞれ持ち寄ったキーワード
第1話
第2話
- 小さく試みる
- 小さくはじめる
- 自分からはじめる
- 解決策が組織的に蓄積されることがない
- 時間を味方につける
- ふり返りだけは続けるようにした方が良い
- リーダーの経験によるところが大きい
- まずは状態の見える化
- 同じ時間に同じ場所に座っているだけの関係
- 朝会の内容
- タスクマネジメント
第3話
- YWT
- KPT
- 前回のTryを見る
- プロセスの改善
- ほかの人に気づかせてもらう
- ふりかえりのふりかえり
- ふりかえりの機会を活かしている人はろくにいない
- ふりかえりの頻度
第4話
- 名詞+動詞で書く
- 完成の定義
- どうなったら完了といえるのか
- どうなったらこのタスクは終わるのか
- 分割統治法
- 分割(タスク)
- 大きなタスクを大きなまま扱っていると、認識の違いがおきる
- 大きな話をまずは細かく分ける
全体での議論を聞きながら個人的にメモした内容
- 日々の仕事を良くしたいという思いは自分が思っている以上にみんなある
- 社外勉強会に興味を持ってくれた人も多数いる
- 外の世界を知ってもらう良い機会のなので、積極的にアプローチして社外勉強会参加まで漕ぎ付けたい*1
- チームとして活動できていないと思っている人も多い
- ふりかえりはみんな活用出来ていない (プロジェクトのふりかえりは上からの指示でやらされているけど、メンバーは過去のふりかえりを見直しもしていないので意味のないものに・・・)
- 本を通じてふりかえりという手法に魅力を感じているように見えた
- 個人としてもプロジェクトとしてもタスク分割も出来ておらず、完成の定義も曖昧だという認識を改めて持っていた
- 分割統治法はやってみようという人が多かった
感想
全体を通して考えていた以上にみんな積極的に議論をしてくれ、良い意味で裏切られたなぁと感じました。時間配分など進め方で問題はありましたが、1回目としてはまずまず良い雰囲気で出来た気がします。
過去にやった読書会は途中挫折してしまったこともあるので*2、、このまま最後まで読み切れるようにファシリテートしていきたいと思います。