Developers Festa Sapporo 2018 に参加してのメモ

はじめに


2018/11/16 に開催された Developers Festa Sapporo 2018 に参加しました。

www.devfesta.jp


今回のテーマは「ミライ100%(濃縮還元)」ということで クラウド AI IoT 系のプログラムが多かった印象でした。

自分としては、上記のキーワードはこれまでの業務でなかなか関わることがなかったため半分も理解できていない気がしますが、世の中の流れや知識をアップデートする良い機会になったと感じました。

参加したプログラムのメモ

※聞きながら取ったメモ(非常に雑なもの)をざっくりまとめただけなので抜け漏れなどあります。*1

公開された講演のスライドがあれば随時更新しようと思います。

 

 

B-1 Azure AI ~Microsoft AzureでのAI開発のイマ~

感想

MicrosoftもAzureで使用できるAIサービスに非常に力を入れている印象を持った。
ディープラーニングのようなコアな部分ではなく、
多くの人が簡単にAIを使えるようになるAIのサービスをどう組み合わせて何を作るのかが大事になっていくと感じられる内容だった。

メモ

5年くらい前からITが現実世界を理解し始めた
AIの機能が一般の人間の能力に近づいた(超えているものも既にある)

 

AIで自動化が期待されるものが数多くある

放射線技師 運転手 コールセンター ファーストフードの注文(マクドナルド)などなど

  • 視覚の補助
  • 思考の多様性
  • 聴覚の補助 

 MSがAzureで用意しているAIのAppの紹介など。

  • CognitiveService
  • BotService

  画像・動画・音声の意味付けにマシンラーニング を使っている

 

データ入力が変わる(かもしれない)
手入力 → 写真×AI (写真は文字に比べて情報量が多い)

Azure AIを使用して 非構造化データ → 用語抽出 を行う

Cognitive Search
従来は人が抽出していたものがAIができるように

 

機械学習の作業 (データサイエンティストがやる)
Custom ML用のものを MSが提供

  • Azure Databricks
  • Apache Spark
  • Sparkを使う Pass

Azure ML Studio

Azure ML Service

推論環境の全体像
Azure上で学習させたモデルをEdgeでローカルに動かすことができる

今回はどのFeatureが良いか?
今回はどのアルゴリズムが効くのか?

AzureFunctions + CosmosDB
Azure Data Explorer
インタラクティブクエリ
高速クエリ実行 テラバイト級を数分で

 

B-2 10分でスクラム

感想

この「10分でスクラムのスライド」は昔見たことがあったが、作られた時の背景や川口さんの考えなどを聞くことができ、やはりスライドを見るだけと実際に話しを聞くのは違うなと感じた。

また、今後転職しスクラムを積極的に使用していくことになるので、自分自身の知識の再確認、周りへの説明の仕方など非常に参考になった。

メモ
2011年1月18日 10分でスクラム
8年前 Jeff Sutherland 初来日 野中郁次郎先生 と初対面
JeffSutherLand Gabriel Benefield氏 による スクラムマスタ研修
        
その研修に参加してもらった社員からの一言
スクラムがすごいけど うちの部署ではできないと思います」
 
カッとなって作った資料(笑
 
 開発のマネジメント手法
 シンプルなフレームワーク
 あらかじめ予定された会議体
 一日を3分割 だいたい2時間づつ (集中するのが大事なので詰め込みすぎない 休憩も考えるとこのくらい 川口さんルール)
 ・大事なのはあらかじめ予定しておき、調整のムダを避ける!
 ・特にスプリントレビュー お客さんとか上司とか 調整しておくと良い
 潜在的に出荷可能な増分 出荷可能判定されたインクリメント
 ・単体テスト済みで品質が確保された製品の増分
 出荷判断(総合テストなど)後実際にリリース (組織・チームによる)
 最善をつくせ!
 
3スプリント分はバックログを積んでおく (ベストプラクティスと言われている)
 デモできないものは終わったかどうかわからない (正常系の最低限のテスト あくまでデモ 実際は他のテストもやっている)
 見積もり チームが自主的にチームで見積もる 
 世界の中でその仕事をやっているのはそのチームだけ
 必要以上に先まで詳細計画しない(3スプリトくらい先まで)
  やった見積もりを変えるタイミングは?
                見積もりの確定させるのはスプリント計画
                計画の時間を短くして作業時間を多くしたほうが良い
                でも計画をちゃんとやらないと手戻りが多くなる
                全部1つのチームがやるので
                スプリントごとに最新の情報に基づき計画し続ける!
 
 客商売なのでいいものをどんどん出さないと仕事がなくなる。常に競争させられている。
 PO、SMは役割 命じられなくても自然発生する アサインではなくアビリティ 
 大事なのは形にしばられないこと
 すごいをふつうに変えるために
  • 自分が変わるのに1年
  • 職場が変わるのに3年
  • 社会が変わるのに5年
 
スクラムがもたらすもの
 マネジメントの変化
 ピラミッド型 → 生み出すチーム主体で 
     新しい技術に対応する
  どうやって? → チームが投資 (100%仕事していたらチームの能力は時間とともに下がってしまう)チームがPOに提案して
 引き継ぎへの継続投資
 分担を前提にしていたらスキルをどうやって引き継ぐ? → 常にクロストレーニン
 任せれば、ちゃんと作れて、継続的に儲かるチーム
 ビジネスアジリティ
 
組織でどう取り入れる?
 命令?報酬? 育てる!
 

A-3  今後の時代において価値あるエンジニアとして成長して行くために

感想

全体を通して非常にエモい話しだった。日頃なんとなくイメージしていたことを具体的にさらに高い視点から教えられた、そんな印象。

とりあえず、やってみただけでなく深い学びも必要、英語は必須というのがかなり刺さった。少しずつでもはじめなければ、、

 

メモ
今後のアプリ開発は二極化
    会社・個人が2極化
    デジタル革命で企業が生き残る方法
        アメリカの大企業の半数が倒産
        設立年数の長い会社・短い会社
            新興企業が既存のビジネスを食いまくっている
            UberイエローキャブとかのビジネスをITの力でぶっ壊した
            分野は関係ない。ITの力で変わっている
            エンタープライズ企業がスタートアップを模倣
            これからはすべての企業がソフトウェアカンパニーになる
        会社が変わらなければと思うかどうか(二極化)
東証一部上場でも潰れる可能性はありえる
 
エンジニア
    イマまでのやり方 → IaaS、PaaS → クラウドネイティブ化 → マイクロサービス・コンテナ
    会社にとって一番リスクは オンプレミス
 
既存アプリの延命は?
    IaaS,Passでとどまるならば延命可 ちゃんと考える
 
人それぞれ幸せのカタチは違う
 
人材の熾烈な獲得合戦 グローバル そのうち日本にもやってくる
優秀な社員は今後ますます企業の宝
 
企業は業績が悪くなると個人を守ってくれない
腕があればどこでも働ける
 
人から言われたことをやる? 自分で考え、創造的にやる?
 
学び続ける姿勢(プログラマとして 97のこと18番)
 
アプリ開発 トレンド
    銀の弾丸はない
 
新しいものに移行できない企業の現実
    ITの1年・2年で目まぐるしく変わっている
    エンジニアも柔軟にキャッチアップ・変わらないといけない
 
他社の成功事例を真似ても意味はない。自社にとって最適な構成を一生懸命考えるだけ
ほかが成功したことを真似てもずいぶん遅れてしまっている!
 
マイクロサービス なぜやるの?
 
今後のアプリのあるべき姿
    変更に強いシステムを作りますか? YES/NO
    モノリシック・マイクロ どっちもわかっていて選択できることが大事 
 
開発・インフラの観点から
    Kubernetes 
 
    Hello World レベルは簡単
    本番環境はいろいろ考えないと行けない
 
    デモ
    Hello Worldレベルで作ったものは切り替え時にサービスが停止する
    BlueGreenDeploymentにしようとすると多くの記述が必要。でも本番ならここまではやらないとダメ。
 
 
Latest Tag は使用しないでください
    何が動いているのかわからなくなってしまう
 
小さいサイズのコンテナイメージ
リソース使用量の制限
Label,Selectorは重要 Kubernetes
 
 VNet経由でManaged DBの利用のススメ
 K8sの進化は速い!
 ハマる
 壊れてもすぐに復旧できるシステム作りが必要
 ハマったときは →  これからは、英語力
 一つずつの積み重ね
 
未来は明日からではなく今日から始まる!
エンジニアなら世界を変えることができる!
 

A-4 自分を棚卸ししてレジュメにまとめてみよう

感想

転職活動をしたばかりだったので職務経歴書は書いたことがあったが、それがどのように採用担当の方に見られるのかなどがよくわからないまま書いていたので、今回の話しを先に聞くことができればもっとうまく書けた気がした。 少し時間が経ったら改めて自分のレジュメを書いてみたいと思った。

話し全体もとても面白く考え方など非常に参考になる部分が多かった。ただ、自分とは次元の違うレベルのため少しずつでもできることからやってみようと思う。

 

メモ
トレタCTO
 
実際に作成したレジュメ
    masuidrive.jp/resume
 
CTO
    マネジメントではなく技術で引っ張っていく という役割もあり
 
CTOとして強い開発チームを作ってほしい
 強いチームづくり?
新規事業を技術的に見てほしい
 そもそも自分って何ができるんだっけ?棚卸し
    
今できること、自分がやりたいこと、外から望まれること
 得意なこと 書き出す
        
できることを増やすために
 自分のプロダクトを毎年作る
 英語で毎年発表する
 自分でやりたいことをやるために依存しない
 
外から望まれること
 会社のリソースは常に不足        
 望まれることをやると喜ばれ・評価される
 望まれることをやるのは割と楽。
 でも、会社って誰だ?望むのは会社だけ?
 誰から何を望まれている?
 聞かなきゃ分からない
 
 友人にヒアリング 時間がないので朝ごはんで 
  人によって見え方は相当違う、
  自分の価値はじぶんでは分からない、
  期待に沿う必要はない
    
自分はどうなりたいのか
    夢は何か
    夢が叶ったら何をするの?
 
ResumeはMarketingTool
 まずは実績
  とりあえず列挙してみる
  プロジェクト単位で列挙
    できる・やりたい仕事を列挙
       この仕事はできる
  こんな仕事がしたい
  得意なこと・苦手なこと
    自分の価値は何か
       やりたい仕事を私ができる理由
  自分の価値を自己認識するのは困難
  人の価値は相対
  よく知っている人と対話する
       言われたことを書き留める
        
    一人ダイバーシティ
 ストラクチュア・ホール
 弱いつながりの強さ
 両利きの経営(地の探索と深化)
 
ストーリー立てて考えよう
 ターゲットを明確に(ターゲットとゴール設定)
 誰に?どう思ってほしいのか?
    刈り込み(読んでもらえる量は少ない)
 
    ストーリー
        何をしたいのか、何ができるのか、なぜできるのか
    1ページ目で掴む
        リード文はめっちゃ大事、大半はここしか読んでもらえない前提
 
    はじめは自分で、
 まとまらない → 得意な人と1on1で4時間かけて書いた
 
    わかりやすい名前があると引きづられる
    過去の実績に引っ張られる
    
キャリアはベクトル 点ではなく 向き がある
    自分のキャリアは自分で考えるしかない。
 でも望まれることに引っ張られてしまう。
    でも自分のことはわからないからちゃんとヒアリングしよう
 
    自分の価値は他人と自分の差
    見つけてそこを使って自分のやりたいことを明確にする
 

B-5 最新事例から学ぶIoTの今と SORACOM サービス活用による IoT開発の現場

感想

IoTは興味はあったが全く触ったことがないので敷居が高い印象があったが、この話しを聞き簡単にできそうな印象に変わった。自分が欲しいと思うものはIoT関連のものが多いイメージなので時間ができたらラズパイなどを含め手を出してみたい。

 

メモ

つくるな、つかうんだ

誰でも活用できるのでどう使うのかにシフトしている

 

事例が多いカテゴリ

    動態管理、遠隔監視、決済端末、コンシューマー、工場の可視化、農業・漁業・畜産

 

「IoT」とは

 モノ×ネットワーク×クラウド

 モノやコトをデジタル化

 

すでに実現されているIoT事例

    自動販売機、除雪車、鳩時計、ウィンドサーフィン、ねぷた祭り などなど

 とりとめもない

 → あらゆる企業が IT・IoT・AI を活用しなければならない時代    

 一歩先を行けるではなく、やらなきゃやばい に変わってきている 2018年

あらゆる企業が「メカニズム」を活用しなければならない時代

 

IoTは技術の総合格闘技

課題の方からIoTを選ぶ

 

デジタル化による作業や運用の効率化

    バス停の時刻表の貼り替え、山車の運行管理と観光情報発信

 

通信を意識させないで

    スマートロック 内覧予約システムでオンライン鍵を発行 

低価格な高齢者見守りサービス

無人コンビニ(自販機)内の商品の状態管理・購買時の決済・ソフトウェアの更新を実現

車両管理

 

クラウドファースト デバイス

    これからのデバイスクラウドありきのデバイス  使えば使うほど良くなる

    写真・動画配信 (まごXXX)

    翻訳機 (クラウド側で翻訳)

 

工場の電力使用量をオンデマンドで見える化 PLCから電力使用量を取得しクラウドへ送信

金型温度を分析 サーモグラフィー → クラウド   SDカードWifi ラズパイ クラウド で 外観不備をへらす

エビの養殖池の水温 可視化 ラズパイ 太陽光発電と消費電力低減デバイスすで 電源やNW施設なしでIoT活用

 

現場をつなげるチュートリアル

 ・現場で情報が 見えている and現場の情報はデジタル化が されている

 → あとは ネットワークとクラウド連携 

  これで現場がつながった データ活用へ続く

 ・現場で情報がみえている and 現場の情報はデジタル化されていない

 → まずは現場のデジタル化

  そこから上のチュートリアルに続く

 ・現場で情報がみえていない

 → まずは現場のデジタル化

 

やるべきことはどう活用するのかを考える。

それをやらないと何をデジタル化するのかが見えてこない。

 

ビジネス要件 → データフォーマット設計(時間を割く)

→ (実装) ネットワーク → クラウド・デバイスの開発 

→ データフォーマットへフィードバック (ぐるぐる)

 

データフォーマット設計を行うことで、デバイス・ネットワーク、クラウドの組み合わせ検証が容易になる

データフォーマットを責任分界点として

データフォーマットから設計するのが大事

 

モノを取得は簡単、クラウドも簡単、ネットワークが課題がある

    モノ向け通信か?セキュリティは?クラウド活用?

    SORACOMがいろいろサポートしている

 

知ったことを使ってみてはじめて分かる!やってみよう!

*1:間違いなどあれば教えて頂けると嬉しいです